万惣を知る
万惣の目指す未来 FUTURE
万惣が実現したいのは、スーパーで当たり前になっている設備、仕組みの再現や企業としての儲けではありません。
他のスーパーに追従するのではなく、「毎日の食を通じて、人々の豊かさに貢献する」という万惣独自のロマンの実現を目指し、粉骨砕身してまいりました。
“店内で肉や魚を切らない”
“お客様を長居させない”
“市街地を目指さない”
“客数の多さを求めない”
これら万惣の事業における「なぜ?」にも一つ一つに深い意味があります。思い付きやひらめきではなく、どれも「お客様にとって何が正しいか」考え続けた結論なのです。
未来へのヴィジョン
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背景
高齢化の進行により増加する「買い物難民」の存在
少子高齢化には、日本の社会に様々な問題を現出させています。「買い物難民」もその一つ。山間部には人口流出が進み、高齢者しか残っていない集落がたくさんあります。こうした地域の人々は、日々の買い物にも苦労しているのです。近くにスーパーやショッピングセンターがないため、食品や日用品を揃えるには、車を何十㎞も飛ばさないといけません。
なぜ山間部に出店する企業がないのか?大半が、一ヶ月で数千~数万人の集客を必要とする「大商圏で、客数に依存する」店舗だからです。
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戦略
商圏人口が小さいなら何度も来店してもらえばいい
発想を変えてみましょう。
「1万人が1回」でも、「1000人が10回」でも、来店客数は同じ「1万人」です。購入金額も同様で、「1万円を1回」も「1000円を10回」も、同じ「1万円」です。
「1000人」のお客様に来てもらうには、商圏人口1万人の「小商圏」でも十分。また「1000円」なら、低価格路線でも到達できる数字です。むしろ「10回」と何度も来てもらう(=「高来店頻度」)のですから、価格は安くした方がいいでしょう。
そういった「小商圏・高来店頻度」の店舗を実現しようと、万惣は800坪のプロトタイプを作り上げたのです。
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展望
競合はない。万惣はお客様にどんどん近づく
商圏人口が小さいプロトタイプ店舗は、買い物に苦労する山間部や過疎地域でも出店できます。他社が都市部へ集中する中、私たちだけが田舎を目指すのですから、競合も存在しません。そもそも「大商圏で、客数に依存する」の店舗は、田舎で成立しません。万惣の独壇場です。
「毎日の食を通じて、人々の豊かさに貢献する」というロマンを達成するため、万惣はチェーンストアを目指します。「小商圏・高来店頻度」型店舗を増やし、お客様にどんどん近づきます。
そうすればお客様はもっと利便性を感じてくれるはずです。店舗数が増えれば、仕入時の交渉力や商品開発力がアップします。チェーンストアに進化することで、さらにお客様の”豊かさ”に貢献できるわけです。
数々の課題を克服し、ロマンを達成する。それが「お客様、お取引先様、従業員、そして社会から信頼される企業へ」という経営理念の実現につながるでしょう。
- 企業理念
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お客様、お取引先様、従業員、
そして社会から信頼される企業へ
- 経営理念(ロマン)
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毎日の食を通じて、
人々の豊かさに貢献する。
- ビジョン(目指す未来)
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1. 新ビジネスモデル開発
- 小商圏・高来店頻度
- 業態の確立
- 重点販売
- 店舗・作業の標準化
- センター活用
2. ドミナント出店
- 50店舗の商勢圏
- →4ヵ所で200店舗
- →チェーンストアへ
- ミッション(使命)
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1. 食料費率の引き下げ
2. より良い商品の提供
- 栄養バランスのとれた商品
- 鮮度ピークを「食べる時」に
- 安全な食品
- ショートタイムショッピング
- 新しい生活シーンを創造
3. 働きやすい環境づくり
- 労働生産性の向上
- ダイバーシティ推進
- 公平で公正な組織運営