私たちが目指すのは、「間食= guilty(罪悪感)」というイメージを変えること。
「おいしいけれど、体にやさしくない」「つい食べすぎてしまう」――そんな従来の間食ではなく、素材そのものの力を生かし、安心して“食べてほっとできる時間”をお届けすることが私たちの想いです。

そのテーマが、「#罪なき間食」。
余分な添加物をできるだけ使わず、自然由来の甘みと香りで満足できる味わいを追求しています。
その代表が、当社自慢の茨城県産 紅はるかの焼きいもです。

茨城の大地が育てた、特別なさつまいも

当社の焼きいもは、茨城県のカルビーかいつかスイートポテト(株)が手がける、こだわりの紅はるかを使用しています。
茨城県は全国有数のさつまいも産地。水はけの良い土壌と昼夜の寒暖差が、蜜のような甘みを育みます。

紅はるかは2007年に命名され、2010年に品種登録された比較的新しい品種で、その名の通り「従来品種より“はるかに甘い”」と言われるほど糖度が高く、しっとりなめらかな食感と、焼いたときの香ばしい香りが特長です。

しかし、本当においしい焼きいもを作るためには、品種だけでなく、収穫後の“管理の手間”こそが味を決めるのです。
そこで欠かせないのが「キュアリング」と「貯蔵」という2つの工程です。

キュアリング ― さつまいもに“かさぶた”をつくる熟成の第一歩

さつまいもは収穫した直後、見た目はきれいでも、表面には細かな傷や皮むけが多くあります。
それをそのまま放置してしまうと、菌や湿度の影響で“腐敗”や“劣化”が進み、甘みを引き出す前に品質が落ちてしまいます。

そこで行われるのが、「キュアリング」という工程。
これは、収穫直後のさつまいもを蔵単位で数日間、高温・高湿サウナ室のような環境でじっくり寝かせる処理です。

この間に、傷ついた部分の表面がコルク層となり、いわば「かさぶた」のような膜をつくります。
この“かさぶた”が、さつまいもの内部を守り、水分の蒸発や腐敗を防ぐ働きを果たすのです。

たった数日の工程ですが、この違いで半年以上も品質を保てるようになります。
もしキュアリングを行わなければ、貯蔵中に腐敗や劣化が進んでしまうでしょう。

カルビーかいつかスイートポテト(株)では、50年以上にわたる経験から、温度・湿度を管理し、まるで熟練の職人が音を聴き分けるように、芋の呼吸を感じ取りながら最適な環境を整えています。

キュアリングとは、単なる下処理ではなく、“いもの命を守り、甘さを引き出す最初の魔法”なのです。

貯蔵 ― 時間がつくる、甘みの深み

キュアリングが終わったさつまいもは、すぐに焼くのではなく、そのままの状態で一定温度で静かに貯蔵されます。

この貯蔵期間に、芋の中ではゆっくりと化学変化が進みます。
デンプンが糖に変わり、甘みが増していく――
これが、あの「紅はるかのとろけるような甘さ」の秘密です。

貯蔵庫では温度が厳密に管理され、人の手に触れる回数を極限まで減らします。
なぜなら、わずかな摩擦や衝撃が皮を傷つけ、そこから劣化が始まるからです。

温度管理の徹底した貯蔵庫で熟成を行い、厳重な管理のもと一定期間寝かせることで、おいしさを最大限に引き出しています。

こうして数カ月寝かせた紅はるかは、焼き上げた瞬間、黄金色の蜜がにじみ出るほどに糖度が上がります。
その味わいはまるで天然のスイートポテト。
一口食べれば、心までほぐれるようなやさしい甘さが広がります。

「素材の力を最大限に活かす」ことが、私たちのものづくり。

カルビーかいつかスイートポテト(株)では、華やかな加工や派手な味つけではなく、素材本来の味をどうすれば引き出せるかを考え抜いてきました。

「キュアリング」も「貯蔵」も、派手な技術ではありません。
けれども、芋と真摯に向き合ってきた生産者たちの経験と努力の積み重ねによって、“焼いただけで甘い”という自然の奇跡が実現しています。

そして、大切にしているのは、その味をできるだけ手を加えずに、お客様にそのまま届けること。
だからこそ、砂糖も香料も使わず、“茨城の土と時間が育てた甘み”をそのままお楽しみいただけます。

「#罪なき間食」から、毎日にちいさな幸せを。

焼きいもは、体にやさしく、心にあたたかい間食です。
食物繊維やビタミンC、カリウムなどの栄養が豊富で、甘いのに罪悪感のないおやつとして、世代を超えて愛されています。

仕事の合間に、子どものおやつに、
夜のリラックスタイムに――。
ひとくち頬ばるたびに、自然のやさしさと、人の手のぬくもりを感じていただけるはずです。

素材そのまま。
自然の甘みで、心も満たす。
これが、私たちの「#罪なき間食」です。